生麹はどこで買える?生麹が買える場所3選
麹で作る甘酒は
「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養豊富で
自宅で麹甘酒を作って飲んだり、腸活に活かす人が増えています。
どのスーパーでも麹を見かけるようになりました。
ただ、スーパーの麹の多くは
乾燥麹とよばれるタイプで、乾燥させることで日持ちするようにされたもの。
この乾燥麹にたいして
乾燥させていない生麹というタイプの麹をご存知でしょうか?
乾燥麹ほど日持ちはしませんが
甘酒や味噌にした時の味と香りが生麹のほうが良好で、よりおいしく仕上がります。
せっかく手間と時間をかけて甘酒や味噌を作るなら、味と香りがいいものを作りたいですよね?
結論からいうと、生麹が買える場所は
この3か所です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、ぜひこの記事でご自身にあった場所で生麹を入手するのにお役立てください。
麹を知ると手作り発酵食がもっとおいしく、より楽しくなってきますよ。
▼▼▼この記事を書いた人▼▼▼
甘酒の作り方はこちら↓
生麹が買える場所①:スーパー・食料品店
いちばん身近で入手しやすい
一番簡単なのはスーパーでの購入です。
2010年頃に塩麹ブーム・その数年後に酒粕ブームがあり、麹食品が広く一般的に認知されるようになったので、地域を問わず大抵のスーパーで売っています。
冒頭でも紹介した「みやここうじ」↓
地元の麹屋さんの生麹を扱っているかも?
他にも、全国には地元の麹屋さん(麹の製造・販売専門会社)が沢山いらっしゃるので、そちらの麹がスーパーに並んでいたりします。
ただ、スーパーで扱っている麹は乾燥麹の場合が多く、生麹は麹屋さんが近くにあるなど特別な条件がそろった時が多いです。
なので、どこのスーパーでも気軽には見つけられるものではありません。
生麹が買える場所②:ネット通販
鮮度のよい麹が手に入る
じつは麹にも鮮度があります。
特に乾燥処理をしていない生麹は味と香りが変わりやすく、できるだけ早く使うほうが劣化もすくなくよりおいしい発酵食品に仕上がります。
現代でも麹を専門に製造・販売する麹屋さんが全国に存在していて、ネット通販を通じて鮮度のよいできたて麹が手軽に入手できます。
また、有機栽培米を使用した麹や、玄米から作った玄米麹など、こだわりの麹が欲しいときにもおすすめです。
より用途にあった麹がみつかる
鮮度にくわえて、じつは麹にも得意・不得意があります。
たとえばスッキリとしてより甘い甘酒を作るならあめこうじという麹を使うとより甘い甘酒に仕上がります。
おはようございます
— 自宅製麹員 (@jitakuseigikuin) May 9, 2022
甘酒切らしてたのでこれでサッと作っちゃう pic.twitter.com/LkWwaTLVR7
こちらは乾燥麹ですが、お米のでんぷんを糖に分解する酵素の力が通常の2倍もあり、甘さの際立った甘酒に最適。
お砂糖や甘味料のかわりに甘酒を作りたい人はぜひ一度チェックしてみてください↓
(よりくわしい麹の紹介はこちらもどうぞ↓)
デメリット:送料がかかる
デメリットとしては、ネット通販だと送料がかかることです。
生麹であればクール便も必要になるので、少量を何回も注文するのではなくなるべくまとめて注文して送料を軽減するのをおすすめします。
食べチョクなど大手産直サイトでも生麹を扱ってるほか、不定期で送料無料キャンペーンなども開催してますのでこまめにチェックするのをおすすめします。
自然栽培米など
こだわりの麹が見つかります!
生麹が買える場所③:麹屋さん
地元に根付いた麹屋さんがあるかも
古くは全国各地に沢山の麹屋さんが製造・販売を営んでおられました。
現在では数は減ってしまったものの、お住まいの地域によっては麹屋さんがまだ存在してるかもしれません。
そのような近隣に店舗販売のある麹屋さんがあれば、直接店舗で購入もできます。
- 東京23区内の麹屋さんの一例…
-
千代田区・天野屋糀店さん
練馬区・糀屋三郎右衛門さん
このようにみなさんの地元にも麹屋さんがあるかもしれません。
ほかにも、新規で麹屋を立ち上げる方も増えていますし、
- 発酵食・自然食品のセレクトショップ
- 味噌屋さん
- 造り酒屋さん
こうしたお店で麹を販売してることもあります。
- 新規で開業された麹屋さんの一例…
-
滋賀県・ハッピー太郎醸造所さん
長野県・24koujiyaさん
Google mapで「麹」「食品」などと検索してみると最寄りの取り扱い店舗が見つかりますよ。
麹を探すときによくある質問
- Q:そもそも生麹と乾燥麹ってどうちがうの?
-
A:
- 生麹→あまり日持ちせず要冷蔵。
- 乾燥麹→保存期間が長い。水で戻して使う
とりあえずこんな風に覚えておけばOKです。
生麹は要冷蔵ですが酵素の力がつよく、より甘さやうま味が出るとされています。
対して乾燥麹は水分を飛ばして保存性を高めたもので常温保存も可能。
水で戻してから使用します。
(保存方法・水の戻し方は各製品の説明書きをご参考ください)乾燥させてるぶん水分といっしょに香りがすこし飛んでいて、甘さやうま味も生麹とくらべるとや低くなるといわれています。
が、あくまで専門的な分析値の話ですので、甘酒や味噌に一般家庭で使うぶんにはまったく問題ありません。
- Q:麹は手に入ったんだけど、どうやって使えばいいの?
-
A:まずはすぐにできる「甘酒」か「塩麹」がおすすめです。
手作り味噌も初心者にはおすすめですが、完成まで半年~1年かかるというデメリットがあります。
そのためまずは麹がどういうものなのか実際に体験するなら数時間でできる甘酒・塩麹がおすすめです。
塩麹を作り方は?基本の作り方をおさらい失敗しない甘酒の作り方は?ヨーグルトメーカーで甘酒を作る方法基本の甘酒・塩麹に慣れてきたらアレンジ麹にもぜひチャレンジしてみてください↓
【保存版】麹の活用方法は?米麹の使い方10選【餃子には酢麹!】発酵あんこはまずい?蒸しあずきで作る発酵あんこの作り方
まとめ:麹は手に入れてからがスタート
ここまで生麹の買える場所を紹介してきました。
最後にですが、麹は手に入れてからがスタートです。
麹はそれそのものを食べるものではありませんよね。
なので麹が手に入ったらぜひ色々なものにチャレンジしてみてください。
家族と一緒に作る自家製味噌や、麹から作った自家製甘酒なんかはおいしさもそうですが、愛着もひとしおですよ。
番外編:生麹がなかったら自分で作っちゃう
実は麹って自分で作ることもできます。
自作麹のメリットは、慣れてきたら
「あっさりした甘酒を作りたい」とか、
「しっかり味の乗った味噌を仕込みたい」といった、個人の好みに合わせて麹をカスタマイズできる点です。
ただし、雑菌が繁殖してしまうと食中毒などの危険もあるので、ある程度の道具の準備や衛生管理が必要です。
万人にオススメはしませんが、面白そうだと思う人はぜひ試してみてください!
麹づくりに役立つ人気記事はこちら↓