酵素シロップに麹を足したらどうなる?一味違った麹入り酵素シロップの作り方

以前紹介した酵素シロップに麹を足すと、ひと味違った味に仕上がります

今回は麹を入れたレシピと、麹を入れる効果について紹介します。
麹やシロップに興味のある方はぜひご参考ください!
▼▼▼▼▼この記事を書いた人▼▼▼▼▼


麹入り酵素シロップの作り方
麹入りシロップの材料と分量
麹入りの酵素シロップを作るのはぜんぜん難しくありません。
通常のレシピに麹を加えるだけでOKです。
【必要な道具】
- 密閉できる耐熱ビン(容量2ℓ以上)
- ビンが入る程度の鍋
【材料】
- お好みのフルーツやハーブ類 500g
- 氷砂糖またはグラニュー糖 550g (フルーツ1に対して砂糖1.1倍の量)
- 米麹 50g


今回は青梅+ローズマリー+山椒の葉+アップルミントで作りました
仕込みはとても簡単で、湯せんしてよく乾かした清潔なビンにお好みのフルーツと砂糖を交互に重ねて入れ、最後に砂糖でフタをするようにします
ポイント:1日1回清潔なスプーンでよく混ぜる
1日1回、清潔なスプーンを使って全体をよく混ぜます
約1週間くらいで砂糖が溶け切り、フルーツのエキスが出てきたら完成です


氷砂糖かグラニュー糖、どちらでもOKですが、それぞれ特徴があります
その辺についてのより詳しいシロップの作り方はこちらの記事にまとめてありますのでご参考ください▼▼▼



麹を入れるメリット
甘さにコクが出る


米麹+パイナップル+パッションフルーツのシロップ
酵素シロップの甘さは砂糖がメインで、砂糖の糖質は9割以上がショ糖という糖質で、スッキリとしてクセのない甘さですが、ショ糖ばかりだと単調な甘さになりがちです
そこに麹を加えることで、麹由来の甘さが加わり、甘さに厚みが出ます
麹の糖質はショ糖の他に、グルコース・マルトース・フルクトースなど複数の糖質が含まれているので、甘さに幅があるのが特徴です。
黒麹や白麹でクエン酸をプラス
・塩でアク抜きした赤しそ
— スタコジ|自宅製麹員 (@jitakuseigikuin) July 5, 2022
・黒麴
・キウイ
・冷凍しておいた青梅
・庭でとれたブラックベリー
黒麴シロップを仕込みました(^^)
赤しそは梅干し用で、入れるつもりなかったけど黒麹のクエン酸でキレイに発色するかな…?ってふと思って。
夏の塩分補給にもなるからいいかも😉 pic.twitter.com/1M7SmVI0jf
通常の麹以外にも、クエン酸が豊富に含まれる黒麹や白麹を使うとほんのりとした酸味も加わり、さらに味に幅が生まれます




発酵中のトラブルシューティング
シュワシュワと泡が出てきた


1日1回混ぜていると、泡がシュワシュワと上がってくる場合があります
これはフルーツの表面や麹の表面に付着した酵母菌が繁殖して、炭酸ガスを出すことで起こります
酵母菌であれば腐敗臭もなく、口にしても問題ありません
黒麹入りフルーツシロップ
— スタコジ|自宅製麹員 (@jitakuseigikuin) July 15, 2022
清潔なスプーンで1日1回まぜる
今日の様子
ずっと見てられる(^^) pic.twitter.com/ala7417tew
発酵を止めたい場合は火入れをすれば止まります。(詳しくはコチラ)
嫌なにおいがしたら、口にしない!
ただし、
これらのような嫌悪感のあるにおいがする場合は、雑菌が繁殖した可能性が高いので口にするのはやめましょう
口に入れる前に、必ずにおいを確認してください。
火入れをすると発酵を止めることができる
発酵が進むにつれてシロップの香りや味も少しずつ変化していきます
なるべくフレッシュでフルーツの風味を活かしたい場合は、ザルでシロップを漉して、


耐熱ビンなどに入れて65℃以上になるまで加熱・湯せんしましょう


酵母菌や麹の持つ酵素が失活して、発酵をストップすることができます
65℃以上に加熱して、発酵を止めることを火入れといいます。
漉した後の麹とフルーツはジャムにしたり、ヨーグルトと一緒に食べてもおいしいですよ。
(乾燥麹の場合はカチカチに固い場合があるので、あまりオススメはしません)
まとめ
麹を入れる酵素シロップのまとめです▼▼▼
- 麹の甘さでシロップにコクが出る
- 白麹や黒麹を使うとほんのりとした酸味が加わり、味に幅が生まれる
- 口に運ぶ前ににおいをチェックする
- 発酵を止める時は、ザルで漉して65℃以上に加熱する
通常の酵素シロップの分量に麹を足すだけで、一味違った風に仕上がりますので、腐敗に気をつけてぜひ色々な組み合わせを試してみてください!