味噌の仕込みにはジップロック?場所を取らずに天地返しも楽にする方法

自家製味噌にはジップロックが便利です。

自家製の味噌って桶や壺に仕込むイメージがありますが、
自家消費用には大きすぎたり、場所を取るのが難点ですよね。
比べてジップロックで仕込むと、
- 中身が見える
- 少量仕込みに最適
- 場所をとらない
- 天地返しが簡単
というメリットが生まれます。
この記事ではより手軽に自家製味噌を仕込む工夫として、ジップロックを使った味噌の作り方を紹介します。

▼▼▼▼▼この記事を書いた人▼▼▼▼▼
ジップロックのメリット


中身が見える
ジップロック最大のメリットは中身が見えることです。
桶だと開けてみるまでカビが生えてるかどうかわかりませんが、透明なビニール袋ならすぐに分かります。
味噌全体がカビにやられてしまう前の早期段階で対応ができるのは開け閉めも簡単なジップロックならではです。
ガスが溜まる場合もある


写真は黒麹味噌。
発酵によってうっすらとガスの層ができています。
このように、発酵によるガスがたまってくることもありますが、少しだけ封を空けて空気を抜けばOKです。
少量仕込みに最適
以前の記事で蒸し大豆を使った味噌の作り方を紹介しました。
【参考記事】蒸し大豆で大幅な時短+初心者にオススメ。火を使わない味噌の作り方
記事内でミックスビーンズや黒豆を使った味噌も紹介していますが、
これらを仕込んだとしてもせいぜい800g~1000gくらい。
これくらいの量だとジップロックがちょうどいいサイズです。


試作にちょうどいい
ちょっとお試しに作るのにも便利なので、私も黒麹味噌やナッツ味噌などの試作味噌はジップロックを使って、日々経過観察を楽しみながら活用しています。





場所をとらない
桶や壺だとどうしても場所をとりますが、
ジップロックならキッチンや冷暗所の隅に置けるので収納性があります。
スタンディングタイプ(マチ付きタイプ)であれば立てて収納も可能なので、
収納スペースに合わせて袋を選べるのもメリットのひとつです。
天地返しが簡単
天地返しとは、味噌の発酵・熟成を均一にするため、一度味噌を掘り起こして全体を混ぜなおす作業です。
この天地返しは仕込みが大きければ大きいほど労力がかかるものですが、
ジップロックなら袋の外から揉みこむように混ぜればいいので簡単です。
【参考記事】自家製味噌の食べごろは?天地返しはいつ?自家製味噌の封切りのタイミング
ジップロックを使った味噌の作り方
作り方は普通のと一緒
作り方は普通の味噌と同じで、仕込み桶の代わりにジップロックを使います。
【参考記事】カビには酒粕が有効?初めてでも失敗しない味噌の作り方は?
空気をしっかり抜く


袋の端に空気が残らないように詰めていき、しっかり空気を抜きます。
袋に余りが出る場合はアルコール(またはホワイトリカー)で拭いて清潔にしておきます。


ジップロックの口を少しだけ開けたまま、水を張った鍋に袋を入れてしっかり空気を抜きます。
チャックに水や味噌のかけらが残らないように注意しましょう。
これでOKです。
液漏れ防止のため、念のためビニール袋に入れて保管するのをおすすめします。
月に1度チェック
仕込んだあとは1ヵ月に1度くらいの頻度でたまに様子を見てみましょう。
ガスで膨らんでたらガスを抜き、カビが出ていたら取り除いてあげます。
様子見+手入れが簡単にできるのも大きなメリットです。
まとめ
最後にジップロックを使った味噌作りのメリットをおさらいします。
もしも味噌を1年分いっぺんに仕込む場合には桶や壺の方が使いやすいですが、
一人分やちょっとお試しに味噌を作る場合にはこのような方法をやってみるのも便利です。
皆さんが気軽に発酵食を楽しむヒントにこの記事がなれば嬉しいです。
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