砂糖を甘酒で代用するには?砂糖やみりんの代用と分量について
甘酒は砂糖の代用に使えます。
麹から作る甘酒の作り方はこちら↓
また、他の調味料ではハチミツ・シロップ・みりんの代わりとしても有用です。
この記事では甘酒を砂糖の代用として使う際の分量の目安や使用例を紹介します。
お米と麹由来の成分が豊富なので、上白糖のストレートな甘さにはない柔らかくてコクのある甘さが期待できます。
ある程度甘酒に慣れた人もぜひ読んでいってくださいね。
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使いやすいのは濃縮タイプの甘酒
市販の甘酒にはそのまま飲むストレートタイプと薄めて使う濃縮タイプがあります。
砂糖の代用として使うなら水分の少ない濃縮タイプが使いやすのでおすすめです。
しかしストレートタイプも使えないということはありません。
甘味の濃さが違うだけなので多めに入れて調整すれば十分使えます。
ただし、麹から作る甘酒を選ぶ
また、ストレートタイプには酒粕から作る甘酒もあるので注意が必要です。
酒粕から作る甘酒は砂糖などの甘味料が添加されてるものが多く、味わいも麹から作る甘酒とは若干異なります。
神社の初詣のふるまいでよく出されるイメージです。
なので、砂糖の代用として使うのであれば麹から作るタイプの甘酒を選びましょう。
砂糖の代用には…砂糖1:甘酒2
甘酒の甘さはだいたい砂糖の半分くらいなので、砂糖1に対して甘酒が2で代用可能です。
ただし、製品やレシピによって甘さはちょっとずつ異なるので、味見で好みの甘さに微調整をしてください。
料理全般に活用
普段の砂糖の代わりに倍量の甘酒を使うだけなので、料理全般に活用できます。
例えば玉子焼きに甘酒を使うだけでしっとりと優しい味に仕上がります。
お菓子作りに活用
お菓子作りにも甘酒は活用できます。
ポイントは砂糖よりも水分が多いので、水や牛乳といった水分を少し減らすとうまくいきます。
ココア・紅茶・コーヒー
とろっとした甘酒のテクスチャはミルクに似たところがあり、
ココアや紅茶・コーヒーなどミルクと相性のよい飲み物全般とも合います。
特にコーヒーには精製度合いの低いブラウンシュガーがよく合うように、穀物感のある玄米甘酒を使うと素朴な甘みが引き立ちます。
玄米甘酒の作り方
玄米甘酒は自宅で簡単に作れます。
白米よりも栄養価に優れ、食物繊維も豊富。
玄米ごはんパックを使えばレンジでチンして数時間で作れ、一食あたり約280円とかなりお手頃に作れるのでおすすめです。
ハチミツ・シロップの代用には…ハチミツ1:甘酒1.5
ハチミツやメイプルシロップの代用としても甘酒は使えます。
割合はハチミツ1に対して甘酒1.5でそのまま使うか、お好みのフルーツを煮詰めたフルーツソースのベースとしても使えます。
ヨーグルト・グラノーラ
ヨーグルトと甘酒は乳酸菌+オリゴ糖で腸内環境を整える名コンビ。
他にも食物繊維豊富なグラノーラにかけて食べるのも食物繊維+オリゴ糖が腸内の善玉菌を助けるので好相性です。
季節のフルーツを使ったフルーツソースやジャムのベースとしても使えます。
みりんの代用には…みりん1:甘酒1
分量の目安はみりん1に対して甘酒1が適量です。
甘酒にはアルコールも含まれてないので煮切る必要もありません。
しょうが焼きなど濃い目の味付けの料理と好相性です。
ただし、甘酒にはアルコールが含まれてないので、みりんのような煮崩れ防止・臭み取りの効果はありません。
そのため煮魚などに甘酒を使うなら料理酒を足す必要があります。
また、甘酒だとどうしても煮汁が白く濁ってしまうので、煮汁をきれいに仕上げたい時には向きません。
逆に、お米でとろみを出すのは得意なので、しょうが焼きなんかにおすすめ!
味噌ベースのお鍋や、金沢の郷土料理である治部煮(じぶに)など、汁が白濁しているものにも問題なく使えます。
ちょっと変わった甘酒を紹介
最後にちょっと変わった甘酒についても紹介します。
クエン酸豊富な黒麹甘酒
近年注目されつつある黒麹の甘酒を使うと、南国系のフルーツのような酸味を感じる甘酒に仕上がります。
フルーツ様の正体は黒麹菌が生成するクエン酸なので疲労回復効果も期待できます。
通常の麹と比べるとまだまだマイナーですが、一部のセレクトショップや甘酒に加工された黒麹を購入可能です。
\発酵好きに選ばれています!/
黒麹の詳しい内容はこちらもご参考ください↓
酒醸(チューニャン)…もち米で作る中国の甘酒
酒醸(チューニャン)はもち米・麹から作る中国発祥の甘酒です。
みりんの代用で使うのならみりん1に対して酒醸2~3の割合です。
濃縮タイプの甘酒と比べると、控えめな甘さでほんのりした酸味があります。
日本では馴染みの薄い調味料ですが、中華ではエビチリなどに使われコクをプラス。
\本場の味を忠実に再現/
仕込みから数日間の発酵を経て微量のアルコールが含まれるので、若干ですが甘酒にはない臭み取り効果も期待できます。
ちなみにノンアルコールの酒醸をヒガシマルから発売されています。
耳慣れないかもしれませんが
思いのほかクセのない調味料なので一度試してみてくださいね。
\ノンアルコールで使いやすい/
手作りの方法はこちら↓
フルーツシロップに麹を足してみる
甘酒から少し離れてしまうのですが、麹そのものをフルーツシロップ(酵素シロップ)に入れてみても、甘さにコクが出ておいしくなりますよ。
作り方はこちら↓
まとめ:甘酒で砂糖の代用は十分にできる!
甘酒は他の甘味料・調味料に代用が効く飲み物です。
慣れるとお米由来のふくよかな甘味が料理やお菓子を一層おいしくしてくれる心強い存在です。
ぜひ色々試してみてください。
当ブログでは甘酒以外にも発酵あんこや味噌など、麹の発酵食作りも紹介しています。
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