甘酒と飲酒運転の関係を徹底解説!運転の判断基準は?
突然ですが、
甘酒を飲んで運転できるかどうかご存知ですか?
酒っていう字が入っているからアルコールが含まれていそうですよね。
結論からいうと、甘酒には
アルコールが含まれているタイプと含まれていない(ノンアルコール)タイプ
この2種類があります。
つまりノンアルコールタイプなら飲んだ直後でも運転が可能です。
それに小さなお子さんや、体質的にお酒に弱い人にも安心ですよね。
しかし逆にいえば、
甘酒の見分け方を知らないと知らずに微量のアルコールを摂ってしまうことになります。
微量とはいえアルコールですので、飲酒運転とみなされる可能性があるのは言うまでもありません。
そんな事態は絶対に避けるべきですが、甘酒の見分け方なんて普段意識しませんよね?
そこで本記事では、
甘酒と飲酒運転の関係について詳しく解説します。
アルコールを含む甘酒の見分け方についても詳しく解説していますので、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてくださいね。
▼▼▼この記事を書いた人▼▼▼
甘酒の種類とアルコール度数
甘酒には、主に米麹と酒粕の2種類があります。
米麹甘酒=米麹が主原料
米麹甘酒は米麹を原料に発酵させた甘酒です。
米麹甘酒の製造過程ではアルコールを生成させる酵母菌発酵が含まれていないため、アルコールは生成されません。
そのためアルコール度数は0%です。
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酒粕甘酒=酒粕が主原料
酒粕甘酒は、酒粕を原料に製造された甘酒です。
酒粕は日本酒製造の過程でアルコール発酵が含まれているため、酒粕には10%前後のアルコールが含まれます。
その酒粕を水で薄め、糖類を添加して味を調整して作られるのが酒粕甘酒ですので、アルコール度数は0.1%~1%未満です。
酒粕をお湯で溶かすだけでたくさん作れるので、よく神社の初詣でふるまわれるのはこの酒粕甘酒が多いです。
市販の酒粕甘酒はアルコールを飛ばしてあるタイプもあるので、パッケージ・成分表はよくチェックしてみましょう。
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こちらはノンアルコールタイプです
逆に、表記上は清涼飲料水に分類されていても微量のアルコールが含まれる場合もあります。(詳しくは次の章で解説します↓)
清涼飲料水でもアルコールが含まれる場合
日本の酒税法において酒類と定義されるのは「アルコール分1.0%以上」の飲料とされています。
そのため甘酒は“酒”とついていますが、じつは販売されている酒粕甘酒でも清涼飲料水になります。
そのため甘酒の表示を見て清涼飲料水と書かれていたとしても1.0%未満のアルコールが含まれる可能性があるので注意が必要です。
飲酒運転の危険性
念のため飲酒運転の危険性をおさらいしておきましょう。
飲酒後の運転の危険性としては以下のようなものが挙げられます。
- 視覚、聴覚、判断力の低下
- 反射神経の低下
- 注意力の散漫
視覚、聴覚、判断力の低下
アルコールは視覚、聴覚、判断力などの機能を低下させます。
そのため、運転操作に動作的ミスや判断ミスが発生し、事故につながる可能性があります。
反射神経の低下
アルコールは反射神経を低下させます。
そのため急ブレーキや急ハンドルなどの操作が遅れ、事故につながる可能性があります。
また、運転に限らず反射神経の低下によりスポーツ等でもケガや事故のもととなるので絶対に避けるべきです。
注意力の散漫
アルコールは注意力を散漫させます。
厚生労働省によると、血中のアルコール濃度が0.01%未満のわずかにでも上昇すると集中力が下がることが報告されています。
そのため周囲の状況に注意が向かなくなることが容易に想定されますよね。
甘酒の飲みすぎに注意?注意すべきポイント解説
酒粕甘酒の場合
酒粕甘酒は、アルコール度数0.1%~1%程度含まれているため、飲み過ぎには注意が必要です。
アルコールの分解能力は人によって異なる
アルコールの分解能力は年齢や体重、体質などによって異なります。
アルコールの分解能力が低い方は、少量の甘酒でも酔いが回りやすいため注意が必要です。
米麹甘酒の場合
米麹甘酒はアルコール0%ですので、飲酒運転の心配はなく運転前に飲んでも問題はありません。
しかし、甘酒はもともと糖質が多い飲み物ですので、一度に大量の甘酒を飲むと血糖値の急上昇を引き起こす可能性があります。
結果的に血糖値の乱高下による眠気やだるさに繋がり、運転にも支障をきたしかねません。
そのため酒粕甘酒はもちろん、米麹甘酒も適量をゆっくり飲むのがポイントです。
特に濃縮タイプの甘酒は砂糖やみりんの代用になるくらいの糖質があります。
甘酒を飲んで運転する際の注意点
甘酒を飲んで運転する時の注意点は以下の通りです。
- アルコール度数の確認
- 体調が良好
- 飲酒運転の兆候がない
アルコール度数の確認
甘酒を飲む際にはアルコール度数を確認するようにしましょう。
繰り返しますが、酒粕甘酒はアルコール度数0.1%~1%程度含まれているため注意が必要です。
市販の甘酒でしたら
・パッケージ
・成分表
をよく見て、アルコール含有かどうかをしっかりチェックするのが重要です。
もしもアルコール含有かどうかわからない場合、念のため飲まないほうが賢明です。
体調が良好
甘酒を飲んでから2時間ほどで体調に変化がなく、むしろ体調が良好で、飲酒運転の兆候がない場合は運転しても問題ないといえます。
飲酒運転の兆候がないとは?
飲酒運転の兆候としては、以下のようなものが挙げられます。
まとめ:甘酒を正しく知り、安全に運転するためのポイントを押さえよう
この記事の内容をまとめると
この4つが重要です。
甘酒や麹でできた食品自体は、体の調子を整えるとても優れた効果を持つ食品です。
しかし、名前に酒とつくように、酒粕のようなアルコール発酵を経た食品を使用することで微量のアルコールが含まれる場合もあるのも事実です。
ぜひこの記事の内容を参考にしてもらい、おいしく・安全に甘酒を楽しんでもらえると嬉しいです!