発酵を仕事にする

地方に移住して働く時の落とし穴3選+酒蔵勤務経験から学んだポイント3つ【ガス会社は絶対比較するべき】

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  • Iターンや就職で地方に出てみたい
  • 落ち着いた田舎で暮らすのに興味がある
  • 田舎で働くデメリットも知っておきたい

私は日本酒を作る蔵人という仕事に就いているのですが、酒蔵は基本的に田舎にあります

転職経験もあるので、いくつかの地方の町に住んだ経験があるのですが、基本的には慣れるまでが大変です。

そこでこの記事では私が思う地方で働くデメリットについて紹介します。

田舎で働くことはいいことばかりではありません。

しっかりとデメリットも知っておいて、その上で幸福度の高い生活を作り上げていきましょう。

▼▼▼▼▼この記事を書いた人▼▼▼▼▼

スタコジ

スタコジ(@jitakuseigikuin)と申します。

普段は造り酒屋で蔵人として10年以上働く発酵のプロ。

酒造りに携わる一方で、麹を中心にした発酵食を紹介している麹ブロガーです。

地方に移住する落とし穴3選

結論からお伝えすると、地方に移住するデメリットは以下の3つです。

  • 賃金が低い傾向
  • 交通インフラ
  • 賃貸物件が少ない

順に見ていきましょう。

デメリット①:賃金が低い傾向

賃金の水準は物価に比例するので、物価の安い地方は都市部より給与水準が低い傾向にあります。

都道府県別での平均賃金はやはり東京都が第1位で、2位以降も神奈川県・愛知県・京都府・大阪府と都市部を要する都道府県が上位を占めています。

もちろん勤め先や仕事内容によって収入は異なります。

また、賃金水準が低い分物価が安いので出費は抑えやすく、相対的な経済的余裕は保たれやすくはなりますが、Iターン就職や転職で地方に出る時には認識しておくべき事実です。

令和2年賃金構造基本統計調査

出典:厚生労働省

47都道府県「年間収入ランキング」1位と最下位で200万円の差

出典:Yahoo!ニュース

デメリット②:交通インフラ

地方の弱みといえば交通インフラです。

電車やバスが通っていない、もしくは通っていても1時間に1本だけなんてザラにあります。

自家用車を持つと毎年の自動車税+車検と持っているだけでも出費はバカになりません。

しかし、住む場所によってはコンビニはおろか最寄りのスーパーまで車で数十分かかるなんてこともあり得ます。

普通にライフラインに関わることなので、交通インフラに乏しい地域では自家用車は必須です。

デメリット③:賃貸物件が少ない

本当の田舎にはアパートなんてありません。

そうは言ってもレオパレスくらいはあるでしょう?

と思った方、甘いです。

無いところには本当にありませんよ。

地方に就職のため引っ越そうにも、やむなく職場より遠い住宅地に家を借りなければならなかったりします。

そうなると自家用車などの交通手段は必須ですし、なによりせっかく田舎で暮らすのに都市部のような通勤時間が発生します。

これでは地方暮らしのメリット半減もいいところです。

筆者の実体験:地方の酒蔵に勤めると…

ここで私の実体験も交えて地方に出て就職したときのことを紹介します。

冬の休みが少ない

日本酒の酒蔵は冬が繁忙期で、休みは月に数日、もしくは休みがまったく無い場合もあります。

まず困るのが買い物です。

最寄りのコンビニまで徒歩30分、スーパーまで徒歩20分、

20代前半で就職したての頃、当時は車を持っていなかったので本当に苦労しました。

少ない休みの日に食料はや日用品をまとめ買いをして、自転車で荷台をパンパンにしながらペダルを漕いで2往復とかしてました。

雪が降ってさらに絶望的に

おまけに雪が降って道路に積もると買い物は絶望的です。

もちろん自転車のタイヤではアイスバーンでひっくり返ります。詰みです。

ありがたいことに、見かねた同僚が車を貸してくれてなんとかなったのですが、車が無ければ完全に詰むと実感。

地方に引っ越して生活するには、当たりまえだと思っている生活インフラを確保する必要があると身を持って知りました

田舎に住むには生活インフラの確保が最重要!

おさえておきたいポイント

ここからは地方に引っ越して生活する際におさえておきたいポイントについて紹介します。

結論からお伝えすると以下の3つです。

  • 格安で家を借りられる場合がある
  • ガス会社はしっかり比較する
  • 積極的に外に出る

格安で家を借りられる場合がある

アパートやマンションが無い場合でも、個人の空き家を借りられることがあります。

調べる方法としてはネット検索だと、

賃貸不動産大手のアットホームとライフルホームズの2社と国土交通省が連携した「空き家バンク」、

公益財団法人不動産流通推進センターが運営する「空き家情報提供サイト」があります。

\全国の賃貸空き家をネットで検索/

私も過去に、独身で2階建て一軒家を月2万円台で借りたことがあります。

築40年以上の古い物件でしたが、トイレ等がリフォーム済みで問題なく住むことができました。

とは言え、全ての空き家が改装されてるとはもちろん限りません。

上記サイトではリフォーム・白アリ・耐震対策などが確認できますので活用をおすすめします。

耐震性能や移住面積など、国土交通省が定める基準を満たしている住居を探すならビレッジハウスの全国検索もおすすめです。

全国100,000室以上の物件登録、家賃2万円台もあるのでチェックしてみましょう。

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ガス会社はしっかり比較する

地方で暮らすのに無視できないのがガス事情です。

田舎だと都市部のような都市ガスが張り巡らされてることは少なく、地域のガス屋さんにプロパンガスをお願いするのが一般的です。

しかし、ここが中々の落とし穴で、プロパンガスの値段はガス屋さんによって本当にピンキリです。

冗談抜きで2倍以上値段が違うなんてことがザラにあります。

プロパンガスは単価を重視

ガス会社によって料金形態は変わりますが、大体は基本料金+1㎥あたりのガス単価×使用料で計算されます。

この際、基本料金よりもガス単価の方に注視しましょう

試しに計算してみます。

例えば、A社が1月の基本料金が2000円で、ガス単価が1㎥あたり500円、

B社が基本料金は半分の1000円、ガス単価1㎥あたり950円だとします。(消費税等はいったん置いときます)

一月あたり7㎥使用したとすると、年間で、

  • A社 (2000+500×7)×12=年間66000円
  • B社 (1000+950×7)×12=年間91800円

91800円-60000円=年間25800円の差が生まれます。

ガス単価の差は950-500=450円ですが、積み重なると大きな出費になります。

基本料金の安さはパッと見の目を引きますが、ガス単価の方が重要です。

ガス屋さんを比較するなら地域の一括検索や変更の代行までしてくれるガス屋の窓口が便利です。

\全国対応・変更・代行手数料無料/

ガスの光熱費は光熱費の中で肥大しやすい料金ですが、しっかり調べて会社を選ぶことで負担を大きく減らせます。

絶対にやっておいた方がいいですよ。普通にカモられます。

積極的に外へ出てみる

田舎の人は親切で優しいと言いますが正確には、仲間には親切で優しい人が多いです。

田舎は良くも悪くもコミュニティーが出来上がっています。

最初からうまく馴染めれば問題ないのですが、引っ越して最初のうちはご近所さんは様子見でそっけなく、疎外感を感じるなんてのはよくある話です。

しかしそのままジッとしているのはもったいないです。

積極的に外に出てみましょう。都市部では感じられない地方ならではの魅力があるはずです。

  • 農作物直売所
  • 観光・レジャー施設
  • 史跡・神社・仏閣
  • 町おこしコミュニティー

…などなど

田舎で疎外感を感じるのって文化の不一致によって起こるので、積極的に外に出ることで地域文化の理解につながります。

地方活性化の動きが生き方のヒントに

現在の日本の地方都市では地方創生、産業の融合とイノベーションが盛んに取り組まれています。

地方創生はその地域の特色を活かすものなので、その地域でしか感じられないものです。

人と人との交流も生まれ、思いがけない発見や自分の仕事のヒントが転がってるかもしれません。

イベントや交流会があれば出てみるのもいいでしょう。

生活を楽しくするヒントはたいてい外に転がっています。

まとめ:今は住みやすい環境を整えやすい

「住めば都」とはよく言いますが、実際は100点満点で満足できる所なんて誰にもありません。

都市部には都市部の、地方には地方のメリット・デメリットがあるだけです。

しかし、自身の価値観や生き方の最適解に近づくことは誰にでもできます

今回紹介したように地方にだってデメリットはありますが、ネット環境が充実した現在なら全国どこでも人との交流・ネットビジネスが可能です。

私自身、都市部でも生活経験があり、現在は地方在住です。

都市部と地方両方の生活経験がありますが、今の生活もとても気に入っています。

たしかに買い物などで不便を感じる時もありますが、その気になればネット通販など使えるサービスも今はたくさんあります。

工夫しだいでどうにでもなるので、地方での生活も悪くないですよ。